ホワイト3段シェルフ

20世紀初頭フランスのデザインをベースにした小家具のシリーズです。
同じヨーロッパでもフランスは質実剛健なイギリスの木工品と違い、
どこかロマンチックというか、優しい感じがあります。
各所に使われているバンブーデザインは、フランスの代表的なパターンですが、
竹というオリエンタルなモチーフを使いながら、実にフランス的にこなしているところが
すごいと思うのです。
19世紀後半頃には、熱狂的な日本文化や製品に対するブームが起こっていて、
日本の竹製品の机や棚がかなり輸出されていたようですので、
そのあたりから始まったデザインだと思います。
同じ頃、カフェオレボウルでも、当時植民地であったモロッコの幾何学的模様を
取り入れたステンシルのデザインがとても流行っています。
異国の新鮮なデザインを、すぐに自分たちのものとして取り組む力は、
昔からいつもお洒落だったフランス人ならではのものだと思います。
上部の吊り金具や、フック部分も鉄職人がひとつずつ手作りしたオリジナルです。
かたちのバランスと共にディテールにも気を使って作りました。

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価格

4,340円